セッション準備
準備不足のまま財務の専門家との面談に臨むと、回答を得る時間より状況説明に費やす時間の方が長くなってしまいます。以下の質問を活用することで、自分の状況・専門家のアプローチ・具体的な次のアクションを効率よく引き出し、より短時間で本質的なアドバイスを得ることができます。
1.共有した情報をもとに、今すぐ取り組むべき最も重要な財務上のポイントはどこだと思いますか?
優先順位を明確にしてもらうための質問です。優秀なアドバイザーなら「状況によります」で終わらせず、具体的な出発点を示してくれるはずです。
2.私のようなビジネスにとって、健全なキャッシュフローの状態とはどのようなものですか?
一般論ではなく、自社のステージや業種に合った具体的な基準を引き出すための質問です。
3.現在のステージにおいて、成長と収益性のバランスはどのように考えるべきでしょうか?
単なる最適化論ではなく、トレードオフに対するアドバイザーの考え方を把握するための質問です。
4.現在のお金の管理方法に、明らかな非効率やリスクがあれば、まず何から手をつけるべきでしょうか?
当たり前になってしまっている問題を浮き彫りにする、簡易診断のような質問です。
5.私の業界の投資家が重視する財務指標は何で、私のビジネスはその基準と比べてどう見えますか?
資金調達を検討しているなら、汎用的なアドバイスよりもこの質問の答えの方がはるかに価値があります。
6.私の財務モデルのどの前提が、投資家から最も疑問視される可能性が高いですか?
投資家の前に立つ前に、難しい質問への備えを整えるための質問です。
7.次の資金調達ラウンドまでに、どれくらいの運転資金(ランウェイ)を確保すべきですか?
市場環境・チーム・トラクションによって異なる、状況に応じた具体的なアドバイスを引き出します。
8.アドバイスなしに自己判断で進めると危険な財務上の意思決定は、どのようなものがありますか?
自分で対処できる範囲と、専門家に相談すべき範囲の境界線を理解するための質問です。
9.もし私の立場だったら、今後90日間でどのような行動をとりますか?
検討事項の羅列ではなく、具体的で優先順位のついた提言を引き出すための質問です。
10.現在まだ追跡していないものの、追跡すべきだと思う情報やデータはありますか?
後々影響が出かねない、財務の可視性における盲点を明らかにします。